低気圧が発達しながら関東地方を通過しました。12月4日の9時の低気圧の中心気圧が1004hPaだったのが、5日の9時の気圧が976hPaですから、24時間で28hPa発達したいわゆる「爆弾低気圧」です。
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| 12月4日9時 | 12月5日9時 |
この低気圧がこれだけ発達した原因の一つに、台風の影響があります。
上の12月4日9時の天気図を見ると、1004hPaの温帯低気圧の南に台風27号があります。この台風が非常に暖かく湿った空気を温帯低気圧に運び込みました。温帯低気圧のエネルギー源は暖かい空気と冷たい空気の温度差ですから、暖かい空気が運び込まれるほど低気圧が発達するというわけです。このように、暖気を主な発達の原因とすることを「暖気発達」、寒気を主な発達の原因とすることを「寒気発達」と呼ぶことがあります。
温帯低気圧の発達する様子をgifアニメーション【306KB】にしました。
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