アメダス観測所
ＦＭ横浜を聞いていると「今日１１時の気温は、横浜は○○度、辻堂海浜公園では○○度」と放送されています。この辻堂海浜公園の気温というのはどこで測っているのでしょうか？
実は、皆さんテレビなどでお馴染みのアメダス（Automated Meteorological Data Acqusition System）の観測所（地域気象観測所）が辻堂海浜公園にあるのです。
左の写真は全景です。勝手に人が入らないように金網で柵がしてあります。
中央の写真は温度計です。白金の抵抗が温度で変化することを利用して温度が測れるようになっています。筒の上部にはファンが付いており、強制的に空気を流して正しい空気の温度を測る仕組みになっています。
右の写真は雨量計と送信機、電源、データ処理部などが入っている筐体です。雨量計の直径は２０ｃｍ。中は獅子脅しのような仕組みになっており、０．５ｍｍずつ雨量が測れるようになっています。
拡大写真はありませんが、風速計はプロペラがどれだけ回ったかで風速を測る方式、日照計は太陽電池式になっています。
アメダスのデータは電話回線で東京大手町にあるアメダスセンターに集められ、そこから全国の気象台・測候所や民間気象会社、放送局などに送られます。
最初に書いたＦＭ横浜の放送も民間の気象会社がそうやって受け取ったものを放送しているわけです。
なお、この観測施設はとても大事なものなので、壊したりすると気象業務法により罰せられます。大事にしましょう。
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